芦ノ湖のほとりに鎮座する名社「箱根神社」
箱根神社は、芦ノ湖の東岸、駒ケ岳のふもとに位置する、関東屈指のパワースポットです。箱根峠から芦ノ湖を見下ろすと、駒ケ岳の雄大な景色とともに、湖畔に佇む鮮やかな朱色の鳥居を目にすることができます。
古くから「箱根大権現」と尊崇されてきたこの場所は、現代でも交通安全、心願成就、そして開運厄除を願う多くの参拝客で賑わっています。
2400有余年の歴史を誇る「関東総鎮守」の由緒
社伝によりますと、箱根神社の歴史は人皇第五代孝昭天皇の御代(2400有余年前)まで遡ります。聖占上人が、箱根山の駒ケ岳主峰である「神山」を神体山として祀られて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良時代の天平宝字元年(757)、万巻上人は箱根大神の御神託により、現在の地に里宮を建てて「箱根三所権現」と称え奉りました。これが現在の箱根神社の創始とされています。
平安時代初期に箱根路が開通すると、旅人たちは道中の安全を祈願して当社に立ち寄るようになりました。「吾妻鏡」には、石橋山の戦いに敗れた源頼朝を箱根神社の権現別当が助けたとの記述もあり、それ以降、北条氏や徳川家康など、歴代の武家からも厚い崇敬を受けてきました。
九頭龍神社と浄化の「龍神水」
箱根神社の本殿隣には、龍神様を祀る九頭龍神社(新宮)が鎮座しています。かつて人民を苦しめていた毒龍を万巻上人が祈祷によって調伏し、龍神として帰依させたという伝説が残っています。
現在では、開運隆盛、金運守護、商売繁盛、そして良縁を結ぶ神様として有名です。新宮の社前では、箱根山を源とする「龍神水」が湧き出ています。このお水で口をすすげば、一切の不浄を清めることができるといわれています。
拝受した御朱印
箱根神社と九頭龍神社の御朱印をそれぞれいただきました。歴史の重みを感じさせる、非常に力強い筆致です。
参拝前に知っておきたい!快適に巡るためのポイント
これから箱根神社を訪れる方のために、事前に準備しておくと役立つ情報をまとめました。
1. 見逃せない「平和の鳥居」
芦ノ湖に浮かぶ「平和の鳥居」は絶好のフォトスポットですが、撮影には行列ができることが多いです。ゆっくり撮影したい場合は、比較的空いている早朝の参拝がおすすめです。
2. 89段の石段と服装
参道には「89(やく)落とし」にちなんだ89段の石段があります。境内は砂利道も多いため、歩き慣れた靴(スニーカーなど)での参拝を強くおすすめします。
3. 準備しておくと良いもの
- 小銭:御神水(龍神水)を持ち帰るための専用ボトルを授与所で受ける際や、お賽銭に。
- 防寒着:箱根は標高が高いため、市街地よりも気温が数度低くなります。1枚多めに羽織るものがあると安心です。











