楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

古峯神社・大谷観音 宇都宮界隈御朱印めぐり

古峯神社・大谷観音・宇都宮二荒山神社 御朱印めぐり

下野の国一の宮に列せられる宇都宮二荒山神社の門前町として発展してきた宇都宮をレンタカーで出発、鹿沼市古峯ヶ原に鎮座する“天狗の社”古峯神社、また民家の塀などに使われている大谷石の産地にあり、その大谷石の崖に刻まれた磨崖仏が本尊である大谷観音を巡る御朱印めぐりの旅を紹介します。

宇都宮二荒山神社

宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ)は、宇都宮市の中心部、明神山に
鎮座する神社です。宇都宮は、当社の門前町として発展してきたそうです。
社殿は、宇都宮市内を見下ろす形で堂々と構えています。

宇都宮二荒山神社参道

宇都宮二荒山神社拝殿

社伝によりますと、創建は今から1600年ほど前になる仁徳天皇の御代、崇神天皇の
第一皇子で、東国の守護にあたったとされる“豊城入彦命”を、その子孫でありこの地
の国造の任にあった人が祀ったのが始まりになるそうです。

宇都宮二荒山朱印

古峯神社

古峯神社は、栃木県鹿沼市古峯(こぶ)ヶ原に鎮座する日本武尊を祭神として祀る神社です。
社の由緒によりますと、今から1300余ほど前、藤原隼人という方が京都からこの地に移り、
日本武尊の威徳を慕いつつ、古峯ヶ原に創祀したのが始まりといわれております。

古峰神社入り口

その後、古峯ヶ原は、日光を開かれた勝道上人(僧侶)の修行の場となり、上人は
古峯ヶ原において3年の修行の後、天応2年(782)日光の男体山に登頂し、日光山を
開山したと言うことです。
この縁起にもとづき、日光山の僧坊達は、勝道上人の修行にあやかって、古峯ヶ原
に登山、修行する慣わしとなり、その修行は明治維新に至るまで、永きに亘って行
なわれてきたそうです。

古峰園拝殿

当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、神社内の至る所に天狗の面や天狗の彫像など
崇敬者からの奉納品が飾られています。

古峯神社大天狗

顔が赤く鼻の長い天狗を「大天狗」(写真上)、黒いくちばしのある天狗を
「烏天狗」(写真下)というそうです。

古峰園烏天狗

天狗は祭神(日本武尊)のお使いとして、崇敬者に災難が起こった時、直ちに飛翔して
災難を取り除いてくれる(災厄消除・開運)偉大なる威力の持主として、古くから信仰を
集めています。
いただいた御朱印は、全部で3種類、全てダイナミックな見開きの御朱印になります。

古峰神社朱印

古峰神社朱印2

古峰神社朱印3

大谷寺 (大谷観音)

大谷寺は、宇都宮市大谷町にある天台宗の寺院です。
山号は天開山、本尊は岩壁に彫られた高さ4メートル磨崖仏千手観音立像で、坂東三十三
ヶ所観音霊場の19番札所になっており、通称『大谷観音』と呼ばれています。

大谷観音山門

この大谷観音は、磨崖仏としては日本最古と言われています。
本堂は、大谷石で出来た天然の洞窟の中に本尊をすっぽりと包む形で佇んでいます。

大谷観音本堂

寺の縁起によりますと、大谷寺は、810年ごろ弘法大師による開基と伝えられています。
大師が、この地にすみつく毒蛇に苦しんでいる里人の話を聞きこの地に入り、これを見事
退治し、立ち去った後に、現在の本尊“千手観音”と不動明王、並びに毘沙門天が彫ってあっ
たということです。なお、この毒蛇は、改心し白蛇になり、現在は境内の池の中央に建つ
弁財天に仕えているそうです。

大谷寺しろへび

大谷寺の洞穴内の地層から、人骨が屈葬された姿でほぼ完ぺきな形で出土、この人骨は、
今から11,000年前の縄文前期のもので、縄文最古の貴重なものになるそうです。
これは寺の宝物館で見ることが出来ます。

大谷寺平和観音

また寺の門前には、大谷石の石切り場跡に、第二次世界大戦後の世界平和を祈り、
総手彫りで作られた高さ27メートルの“平和観音”(写真上)がたたずんでいます。
いただいた御朱印は、本尊の「千手観音が安置されているお堂」、”大悲殿”と書かれていました。

大谷寺朱印千手

ページトップ