楽しい御朱印めぐり

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御朱印めぐりの旅

【幻の御朱印】箱根・早雲寺でもらえるのは11月だけ?“虎朱印”の由来と参拝注意点
地域:

はじめに:箱根湯本のルーツ、早雲寺を訪ねて

箱根神社を参拝した後、国道一号線を通り、箱根湯本の高台に位置する早雲寺(そううんじ)へと向かいました。

早雲寺山門

今や日本有数の温泉街として知られる箱根湯本ですが、実はこの町はもともと早雲寺の門前町として始まったと言われています。観光客で賑わう駅前とは対照的に、山門を一歩くぐると、そこには戦国時代の息吹を感じる静寂な空間が広がっています。

早雲寺の歩み:戦火を乗り越え再興された菩提寺

早雲寺は、小田原城主・北条氏の菩提寺として知られる臨済宗大徳寺派の寺院です。本尊には釈迦如来を祀っています。

早雲寺本堂

その歴史は古く、1521年に北条氏2代・氏綱が、初代早雲の遺言によって建立しました。1590年の豊臣秀吉による小田原攻めで一度は焼き払われてしまいましたが、1627年に僧侶・菊径(きくけい)によって再興され、今日までその歴史を紡いでいます。

【必見】境内の見どころ:戦国文化の香りを今に伝える

境内には、歴史ファンならずとも圧倒される見どころが点在しています。特に以下のポイントは必見です。

  • 北条五代の墓所:早雲から氏直まで、北条氏歴代当主が眠る墓所です。
  • 枯山水庭園:戦国時代を代表する文化人・北条長綱(幻庵)の作と伝えられる美しい庭園です。
  • 重要文化財:国指定重要文化財の「北条早雲像」をはじめ、江戸時代の絵師・中沼左京による本堂の襖絵など、貴重な文化財が数多く保存されています。

早雲寺枯山水

幻の「虎朱印」:領民への想いが込められた“禄壽應穏”

いただいた御朱印には、非常に特徴的な印が押されています。文字の上に“虎”を据えたこの印は、北条氏の歴代当主が公文書に使用していた「虎朱印」をモチーフにしたものです。

朱印 早雲寺

刻まれている言葉は「禄壽應穏(ろくじゅおうおん)」

「禄壽應穏」の意味とは?

「禄」は財産、「壽」は生命を指し、「人々の財産と生命が、まさに穏やかであるように」という、北条氏の政治理念が込められています。領民を慈しみ、理想の国づくりを目指した北条氏の精神が、この一つの朱印から深く伝わってきます。

これから行く人へのアドバイス(注意点と準備)

早雲寺を訪れる際には、あらかじめ知っておきたい大切なポイントがいくつかあります。

1. 御朱印の授与について

現在、早雲寺では通常時の御朱印授与を行っていません。基本的には毎年11月の数日間(寺宝公開期間中)のみいただける「幻の御朱印」となっています。参拝前に最新の公開情報を確認することをおすすめします。

2. 拝観の心得

野生の猿による被害を防ぐため、本堂の扉が閉ざされていることがありますが、お庭や墓所の参拝は可能です。静寂を守り、マナーを持って参拝しましょう。

3. アクセスと準備

箱根湯本駅から徒歩で約15分ほどですが、少し坂道を登ります。散策しやすい履き慣れた靴で出かけましょう。

まとめ

御朱印の入手難易度は高いですが、それ以上に、北条家の歴史と静かな庭園がもたらす時間は、何物にも代えがたい体験になります。箱根観光の際には、ぜひ少し足を延ばして、この由緒ある古刹を訪ねてみてください。

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