楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

東京 渋谷・新宿界隈 御朱印めぐり
地域:

明治神宮・金王八幡宮・代々木八幡宮・新宿花園神社 めぐり

東京都内には、御朱印をいただける神社仏閣がたくさんありますので、東京近辺の方は、暇を見つけてちょこちょこ参拝に出かけられるとよいとおもいます。
今回は、渋谷から代々木、そして新宿にかけての神社御朱印めぐりを紹介します。

金王八幡宮

金王八幡宮は、渋谷駅から徒歩5分程度の渋谷区渋谷にある神社です。
創建は後三年の役後の寛治6年(1092)、主祭神は八幡神、応神天皇になります。

金王八幡門

社伝によりますと、源義家が、後三年の役に勝利したのは、大功があった河崎基家の
信奉する「八幡神の加護なり」と、この地に八幡宮を勧請したのが始まりだそうです。
その後、堀河天皇より渋谷の姓を賜り、八幡宮を中心に館を構え居城とし、渋谷氏は
代々金王八幡宮を氏族の鎮守と崇めてきたそうです。これが渋谷の発祥ともいわれ、
現在も境内に渋谷城砦の石が保存されています。

金王八幡宮は、創建当初は「渋谷八幡宮」と称していたそうですが、平安末期の武将“渋谷金王丸”の名声にちなみ、
後に「金王八幡宮」と呼ばれるようになったようです。

金王丸は、源義朝に従い保元の乱(1156)で功を立て、また源頼朝の命により平泉の源義経の館に討ち入り、最期を
遂げた武将です。現在境内に咲く、一重と八重が一枝に入り混じって咲く金王桜(天然記念物)は、金王丸を偲び
頼朝から送られた桜を植え継いで来たものだそうです。

現在の社殿及び神門は、慶長17年(1612)、江戸時代初期の建立です。

金王八幡本殿

金王八幡宮は、冲方丁のベストセラー小説、江戸中期の天文暦学者;渋川晴海の生涯を
描いた「天地明察」の冒頭に出てくる“算額”が奉納されている神社として知られています。
算額は、江戸時代盛んに研究された和算の分野で、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、
ますます勉学に励むことを祈念して奉納されたと言われる木製の額のことです。

算額

人びとの集まる神社仏閣を数学の問題の発表の場として、難問題だけを書いて解答を
付けずに奉納する人も現れ、それを見て解答を考え、その答えを算額にして奉納する
ことも行われていたそうです。
小説「天地明察」では、主人公の晴海が、問題見たさにこちらに駆けつけ、後に妻と
なる「えん」と知りあった場所として描かれています。 金王八幡宮の宝物館では、
当時のカラフルな“算額”(写真上)をみることができます

金王八幡宮朱印

代々木八幡宮

代々木幡宮は、小田急線代々木八幡駅から徒歩5分程度の渋谷区代々木にある神社です。
創建は、建暦2年(1212)、源頼家にゆかりのある武士、荒井外記智明によって、鎌倉
の鶴岡八幡宮から勧請を受けたのが当社の始まりだそうです。
主祭神は八幡神、応神天皇になります。

代々木八幡

 木々が鬱蒼と茂る小高い丘の境内には、復元された縄文時代の堅穴式住居があり、
発掘された土器や石器が並ぶ資料館も併設
されています。
渋谷区の歴史を見ると、原始時代、このあたりは海になっていたそうで、人々は
海に面した丘の上で暮らしていたようです。

代々木八幡古代住居

代々木八幡朱印

代々木八幡宮から小田急線の方向に歩いてきますと、線路沿いの敷地に唱歌「春の小川」
の歌碑が立っていました。 「サラサラ流れる小川」がこんな所に、当時の小川は今は地下、
暗渠になっているそうです。

春の小川歌碑

明治神宮

明治神宮は、渋谷区代々木にある神社で、明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする神社です。
毎年初詣の参拝者数は日本一、300万人を越えています

明治神宮

明治神宮結婚式

明治神宮拝殿

明治天皇は崩御後、京都の伏見桃山御陵に葬られましたが、東京に神宮を建設したい
との運動がおこり、国民が労力奉仕に自発的に参加した中で、大正9年(1919)に、
天皇と縁の深かった代々木の地に創建されたそうです。
社伝によりますと、以前はあれ地であった代々木の地を「永遠の森」を目指した壮大
な計画のもと、大正4年から造営工事を始め、全国からおよそ約10万本の植樹する
木が奉献され11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により植林することによって、代々木の
杜が誕生したのだそうです。

明治神宮森

明治神宮の正式な表記は、「宮」の「呂」の中間の線が入らない形になります。
いただいた御朱印にも、線が入らない呂の字になっていました。

明治神宮朱印

東郷神社

東郷神社は、原宿駅から徒歩5分程度、渋谷区神宮前にある軍神;東郷平八郎を祀る神社です
東郷平八郎元帥は、日露戦争の日本海大海戦でロシアバルチック艦隊を破った連合艦隊司令
長官を務めた方です。

東郷神社門

社伝によりますと、東郷平八郎元帥自身は、神格されるのを固辞していたにもかかわらず、
氏を顕彰する要望が全国から相次ぎ、「財団法人東郷元帥記念会」が設立され、そして
神社の創建が計画され、昭和12年9月に地鎮祭、昭和15年5月27日(海軍記念日)に鎮座祭
がおこなわれ現在に至っているそうです。
本殿は、戦災で焼失し、昭和39年に再建されたそうです。

東郷神社本殿

東郷平八郎元帥が、世界に冠たる海軍提督であった事から、海にまつわる神殿“海の宮”
(写真下)が境内に設けられています。

東郷神社海の宮

東郷神社朱印

花園神社

花園神社は、新宿駅から徒歩で7,8分、新宿区新宿5丁目にある神社です。
主祭神に“倉稲魂命”“日本武尊”“受持神”の3神を祀っています。
社の縁起によりますと、徳川氏が武蔵野国に入った1590年より前に、大和吉野山
より勧請されたとされた神社と言われています。
日本橋から始まる甲州街道の初めの宿場町として内藤新宿が開かれて以来、新宿
の守り神、総鎮守として尊崇をあつめている神社です。

新宿花園神社

花園神社の敷地は、尾張藩下屋敷の庭の一部であった所で、そこにはたくさんの花
が咲き乱れていたそうです。この美しい花園の跡に建てたので“花園稲荷神社”と呼ば
れたのが社名の由来だそうです

花園神社朱印

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