多田神社・満願寺・久安寺 御朱印めぐり
この記事では、兵庫県東部の川西市にある多田神社と満願寺、大阪府北部の池田市にある久安寺をめぐる
御朱印めぐりを紹介しています。
多田神社
多田神社(ただじんじゃ)は、兵庫県川西市多田院にある神社です。
この地域は清和源氏発祥の地で、この地に居城を構えた源満仲によって、天禄元年(970)、
天台宗の寺院として建立され、明治の初めまで、「多田院」と呼ぶ寺院であったそうですが、神仏分離令の時に
神社になったそうです。
多田神社は、清和源氏の霊廟として、源満仲、源頼光、源頼信、源頼義、源義家を祀っています。
下の写真は、南大門になります。
随神門は、寛文年間(1660年代)に建立されたものです。
拝殿や本殿も寛文年間に建立されたものです。
いただいた御朱印には、「源家祖廟」と書かれていました。
満願寺
満願寺(まんがんじ)は、川西市にある高野山真言宗の寺院です。
山号は神秀山 、本尊は千手観音菩薩になります。
寺の由緒によりますと、創建は神亀年間(724~728)、聖武天皇の命により諸国に満願寺を建立した勝道上人が、
摂津国の満願寺として千手観音を本尊に、開いた寺になるそうです。
そして安和元年(968)、現在の多田神社である多田院に本拠に構えたという清和源氏の祖になる源満仲が、
この寺に深く帰依したといわれ、以来歴代源氏一族の祈願所として崇敬を集め発展したそうです。
現在の山門は、18881年に再建されたものだそうです。
下の写真は、本堂になる金堂です。
下の写真は、源氏七塔と呼ばれる源氏七氏の供養塔です。
いただいた御朱印には、「千手大悲閤」と書かれていました。
なお満願寺には、足柄山の金太郎として知られる坂田金時の墓があります。
久安寺
久安寺(きゅうあんじ)は大阪府池田市伏尾町にある高野山真言宗の寺院です。
山号は大澤山、本尊は千手観音になります。
創建は神亀二年(725)、聖武天皇の勅願により行基が開いた寺になるそうです。そして平安時代に入った天長年間に、
空海が真言密教の道場として、中興したそうです。
楼門は、室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
本堂には、秘仏の本尊、千手観音像が安置されています。
本堂の御朱印は、大慈悲の観音様がいらっしゃるお堂「大悲殿」になります。
本堂の北側には、バン字(心池)を中心とした虚空園と呼ばれる庭が広がっています。
本堂の南側には、弘法大師を祀る御景堂が建っています。
御景堂の御朱印は、「遍照殿」になります。「遍照金剛」 は弘法大師の灌頂名になります。
本堂から山道をはさみ東側には、薬師如来を安置する薬師堂があります。
薬師堂の御朱印は、「瑠璃光殿」になります。
なお久安寺は、関西花の寺霊場になっていて、「華菩薩」の御朱印をいただくことができます。