楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

西会津 御朱印めぐり

会津 円蔵寺・伊佐須美神社・ころり三観音 御朱印めぐり

 

この記事では、会津の総鎮守として崇拝されている伊佐須美神社、日本三大虚空藏尊の一つを安置する円蔵寺、

そして勝常寺、恵隆寺、大山祇神社など西会津地域を巡る御朱印めぐりを紹介しています。

 

 

伊佐須美神社

 

伊佐須美神社は福島県会津美里町にある神社です。会津の総鎮守として昔から崇敬を受けてきた神社です。

 

社の歴史によりますと創建は紀元前、四道将軍の父子がそれぞれの道をたどり、蝦夷を平定した後、この地で出会った

ことから「会津」という地名が起こったと伝えられています。この時、国土開拓の神様であるイザナギノミコト、イザ

ナミノミコトの二神を新潟県境の御神楽岳に奉祀したそうです。これが伊佐須美神社の起源とされています。

その後、欽明天皇十三年(552)に現在の地に遷座してきたそうです。

 

入口には、主の鳥居が建っています。

 

 

 

 

鳥居を抜けると立派な楼門が迎えてくれます。

 

 

 

 

社殿は、2008年に火災により焼失、現在は仮本殿での参拝になります。

 

 

 

 

伊佐須美神社の御神木は薄墨桜になります。この桜は会津五桜の一つで、「香りの薄墨桜」と言われていて、

開花すると神社境内は桜の香りに包まれるそうです。

 

 

 

 

薄墨桜のそばには、「世の人の 心や深く染めぬらん うすずみ桜 あかね色香に」と最後の会津藩主、京都守護職

松平容保が詠んだ歌の歌碑が建っていました。

 

いただいた御朱印は、個性たっぷり、楽しい気持ちにさせてくれる御朱印です。

3枚つづりの解読するが難しい御朱印ですが、右側に「福寿」、中央には薄墨で「伊佐須美神社」と書かれてあるそうです。

 

 

 

 

中田観音 弘安寺

 

弘安寺(こうあんじ)は、福島県会津美里町にある曹洞宗の寺院です。山号は普門山、本尊は十一面観世音菩薩になります。

 

 

 

 

創建は弘安二年(1279)、年号をとり,弘安寺と称するそうです。

野口英世の母が、英世の火傷治療や立身出世を願い、月参りした寺として知られています。

 

観音堂内(写真下)には、本尊の十一面観世音菩薩共に脇侍になる地蔵菩薩と不動明王が安置されていて、

これら3体は、国の重要文化財に指定されています。

 

 

 

 

 

いただいた御朱印には、「十一面観世音」と書かれていました。

 

 

 

 

勝常寺

 

勝常寺は、福島県湯川村にある真言宗豊山派の寺院です。山号は瑠璃光山、本尊は薬師如来になります。

創建は、弘仁元年(810)に徳一上人による開山になります。勝常寺は、「会津中央薬師」とも呼ばれているように、

会津仏教の中心的存在の古刹で、創建当初は七堂伽藍が整備された大寺院だったそうです。

 

 

 

 

本尊薬師如来(国宝)が安置されている薬師堂(写真下)は、室町時代に建立されたもので、国の重要文化財

に指定されています。  両脇侍像になる日光菩薩、月光菩薩も国宝に指定されています。

 

 

 

 

いただいた御朱印には、「薬師如来」と書かれていました。

 

 

 

 

恵隆寺 (立木観音)

 

恵隆寺(えりゅうじ)は、福島県会津坂下町にある真言宗豊山派の寺院です。山号は金塔山、本尊は

十一面千手観音になります。

この千手観音像は、一木造で総高8.5m、像高7.4mの大きさになります。立木を刻んだとする伝承があり、

「立木観音」と呼ばれて親しまれてきたそうです。

 

 

 

 

寺の創建は欽明天皇元年(540)に中国の高僧が開山したのが始まりとなるようです。

本尊の千手観音は、大同三年(808)に霊夢によって訪れた弘法大師が巨大な大木を立ち木(木が根付いたまま)

から、一本彫りで彫り込んだという言い伝えもあるようです。

 

観音堂(写真下)は、鎌倉時代の建立になり、国の重要文化財に指定されています。
堂内には「だきつきの柱」があり、柱に抱き着き願い事をすると“ころり”と成就するということから「だきつき観音」

や「ころり観音」などと呼ばれているそうです。

 

 

 

 

いただいた御朱印には、「十一面観世音」と書かれていました。

 

 

 

 

境内には、三重塔も建っています。

 

 

 

 

円蔵寺

 

円蔵寺は、福島県柳津町、只見川沿いにある臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は霊岩山、本尊は釈迦如来になります。

虚空蔵堂に安置されている「福満虚空蔵」(柳津虚空蔵)は、茨城県東海村の大満虚空藏尊、千葉県天津小湊町の

能満虚空藏尊、三重県伊勢市の金剛證寺などと共に日本三大虚空藏尊の一つに数えられています。

 

寺の縁起によりますと、創建は大同二年(807)、弘法大師が刻んだ虚空藏尊菩薩像を安置するために、会津の名僧・

徳一大師が円蔵寺を開創したと伝えられています。

 

下の写真は仁王門になります。

 

 

 

 

本堂(写真左奥)は高台に建てられ、舞台から只見川が一望できます。

 

 

 

 

 

 

下は本堂になります。

 

 

 

 

いただいた御朱印には、「福満虚空蔵大菩薩」と書かれていました。

 

 

 

 

円蔵寺は、会津の有名な「赤べコ」の発祥地になります。寺を建立する際に、難工事で困っていたら、赤い牛が現れ、材料の運搬など手伝い、またこの赤牛は、蔓延していた疫病を追い払ったという伝説があるそうです。境内には、大きな赤べコが存在感を放っていました。

 

 

 

 

奥之院弁天堂は室町時代の建立で、重要文化財に指定されています。

 

 

 

 

鳥追観音 妙法寺 

 

妙法寺は、西会津町野沢にある寺院です。山号は金剛山、本尊は聖観音になります。

 

寺の縁起によりますと奈良時代の天平八年(736)、僧行基が会津巡錫の折、子にも恵まれず、鳥獣害による

不作の貧苦で苦しむ農夫を憐れみ、一寸八分の聖観音の尊像をお授けになったそうです。以来、観音様は自ら

鳴子の綱を引いて、鳥や獣を追われ、一家は子宝を授かり、豊作に恵まれ、幸福な人生を全うし、やがて西方

浄土に往生が叶ったので、この観音様は「鳥追観音」と尊称され、篤い信仰を受けるようになったそうです。

 

そして、平安初期大同二年(807)、仏都会津の祖・徳一大師が、会津の西方浄土として開創したのが金剛山

如法寺の始まりになるようです。

 

 

 

 

仁王門から見た西方浄土、観音堂になります。

 

 

 

 

いただいた御朱印には、「鳥追観音 ころりさま」と書かれていました。

 

 

 

 

なお、鳥追観音、立木観音、中田観音は「会津ころり三観音」と呼ばれ、信仰を集めているそうです。

 

 

大山祇神社

 

大山祇神社は、西会津町野沢にある神社です。

社の案内によりますと、創建は宝亀九年(778)、主祭神は山や水の神様である大山祇命、そして岩長比売命、

木花咲耶姫命の親娘三神が祀られています。

 

 

野沢の山の神として広く知られた神様で、遇拝殿(下宮)が山のふもとにあり、そこから山道を4キロほど登った

(歩いて一時間ほど)の大倉山八合目に本社、山頂に奥の院が祀られています。

 

下の写真は、遇拝殿入口になります。

 

 

 

 

そして遇拝殿になります。

 

 

 

 

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