楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

櫻木神社・大恩寺・大宮氷川神社・安楽寺 御朱印めぐり

本土寺から東武野田線大宮まで 御朱印めぐり

この記事では、千葉県松戸市北小金にある本土寺から東武野田線に乗り、櫻木神社、大恩寺、
そして大宮の氷川神社、安楽寺に至る御朱印めぐりを紹介しています。

本土寺 (松戸市)

本土寺は、JR常磐線北小金駅から北へ10分程度の松戸市平賀にある日蓮宗の寺院です。

山号は長谷山、本尊は一尊四士になります。“一尊四士”とは釈迦如来と脇侍の四菩薩を表
した言葉で、日蓮宗で本尊を表現する一つの形態になるようです。

本土寺の創建は建治三年(1277)、源氏の名門“平賀家”の屋敷跡に、日蓮上人の支援者
だった当地の領主、曽谷教信が法華堂を開いたのが始まりだそうです。
その後、日蓮上人から長谷山本土寺と寺号を授かったそうです。

池上の本門寺、鎌倉の妙本寺とともに朗門の三長三本と称される日蓮宗の名刹です。
“朗門”とは、平賀家の出で日蓮の弟子であった「日朗」の門流という意味で、「三長三本」とは、
上記3か寺の山号や寺号にいずれも「長」「本」の字が含まれることからきているようです。

山門は朱塗りの仁王門、江戸時代初期に建てられたもので、正面には「長谷山」の扁額が掲
っています。

本土寺仁王門

本堂の手前には、平成三年に建てられた五重塔が建っています。

 本土寺五重の塔

本堂は、慶安四年(1651)に再建されたもので、木造銅板葺の建物です。

本土寺本堂

いただいた御朱印には、「南無妙法蓮華経」とお題目が書かれていました。

本土寺朱印

境内の東端、菖蒲池の近くには“像師堂”があります。
像師とは、平賀三兄弟(三聖人)の長兄日朗の弟で、日蓮聖人から京都での布教を託され
苦難の中でそれをやり抜いた「日像上人」になります。
像師堂のある場所は、日像上人が生まれた場所になるそうです。

本土寺像師堂

本土寺の境内には1万株のあじさいが植わっていて、「あじさい寺」とも呼ばれ親しまれています。

本土寺紫陽花全景

訪れたのが月半ば、境内には5000株の花菖蒲があり、アジサイと花菖蒲が一緒に咲いて、
花盛りの本土寺でした。

本土寺花菖蒲と回廊

櫻木神社 (野田市)

櫻木神社は、東武野田線野田市駅から徒歩10分程度の千葉県野田市桜台にある神社です。
この地は桜が咲き誇る美しい里だったようで古くから「桜木村」と呼ばれ、後に「桜台村」
となり、現代は「桜台」が地名となっています。

社の由緒によりますと、櫻木神社の創建は平安時代の仁寿元年(851)、藤原鎌足公の子孫
になる藤原嗣良公が、この地に居を移した時、この地に桜の美しい大木があり、公がこの木
のもとに倉稲魂命を祀り、その後武甕槌命の神を祀ったのが始まり
だそうです。

参道を進むと切妻造の銅板葺きの神門が迎えてくれます。

櫻木神社神門

神門の先に建つ拝殿も清楚で凛としたたたずまい、姿勢を正しての参拝です。

櫻木神社拝殿

櫻木神社本殿

櫻木神社は別名「櫻の宮」、願い事を書いて奉納する絵馬も桜に染まっていました。

櫻木神社絵馬

櫻木神社では御朱印を二ついただきました。

一つは、神社印が押された御朱印です。

櫻木神社朱印社名

二つ目は、社紋「桜」が押された御朱印になります。

櫻木神社朱印社紋

慈恩寺 (さいたま市)

慈恩寺は、東武野田線豊春駅から北西へ2キロ、さいたま市岩槻区にある天台宗の寺院です。
山号は華林山、本尊は千手観音になり、坂東三十三所観音霊場の第12番札所になっています。

慈恩寺全景

寺の縁起によりますと、創建は天長元年(824)、慈覚大師円仁により開かれたそうです。

慈恩寺という寺名は、大師が入唐し学ばれた長安にある大慈恩寺にちなみ名付けられたと
いうことです。盛時には六十六坊を有する大寺だったそうです。

現在の本堂は、天保十四年(1842)に再建されたものになりますが、重厚感ある堂々とした
構えの本堂です。

 慈恩寺本堂

いただいた御朱印には、「華林山 慈恩寺」と山号、寺号が書かれていました。

 慈恩寺朱印

本堂の前には、天正十七年(1589)に寄進されたという珍しい「南蛮鉄灯籠」が建っています。

慈恩寺灯籠

本堂から街道を挟み南へおよそ300mほど行った所には、「玄奘塔」が建っています。
これは孫悟空などを従えた西遊記で有名な“玄奘三蔵法師”の霊骨塔です。

 慈恩寺三蔵塔

慈恩寺三蔵法師

三蔵法師(写真上)は、今からおよそ1300年ほど前、仏教の教典を尋ね、中国からインドに渡り、
その翻訳に力を尽くした仏教史上の大偉人と言われています。
翻訳は、唐の太宗が法師のために建てた大慈恩寺で行われたそうです。

そして、昭和二十五年、当山開創の由来から法師の遺骨の一部が慈恩寺に奉安されたのだそうです。

氷川神社 (大宮氷川神社)

氷川神社は、大宮駅や東武野田線北大宮駅から徒歩15分程度のさいたま市大宮区大宮公園の
一角にある神社です。

社伝によりますと氷川神社の創建は、今から二千四百年も前の第五代孝昭天皇三年と伝えら
れています。
奈良時代の聖武天皇の御代に、「武蔵一の宮」に列せられている格式の高い古社になります。

「大宮」の地名は、当社を「大いなる宮居」と称えたことに由来するそうです。

旧国道16号沿いにある「二の鳥居」は、高さ13メートルで木造では関東一の高さになる
そうです。二の鳥居から三の鳥居までは大欅の並木参道が500mほど続いています。

大宮氷川神社二の鳥居

「三の鳥居」をくぐると右手に「神楽殿」と「額殿」が目に入ります。

 その先には並々と水をたたえた神池にかかる「神橋」、その先には、楼門がそびえています。

大宮氷川神社神橋

この地は、江戸時代中ごろまで「見沼」という広大な沼だったそうで、今も水が湧いているとのことです。

下の写真は、神橋から境内摂社になる「宗像神社」を見たものです。

大宮氷川神社神橋から宗像神社

大宮氷川神社楼門

楼門(写真上)の先は、現在でも雅楽会などが行われている「舞殿」(写真下)になります。

大宮氷川神社舞殿

舞殿の先は、「拝殿」(写真下)そのさらに先が本殿になります。現在の本殿は、昭和15年
に再建されたものになります。

大宮氷川神社拝殿

 大宮氷川神社朱印

安楽寺

 

安楽寺は、大宮駅から徒歩3分ほどのさいたま市大宮区桜木町にある浄土真宗の寺院です。
山号は生應山、本尊は阿弥陀如来立像になります。

創建は、江戸時代の寛永年間になるようです。

安楽寺全景

 

大本堂は3階、写真は1階にある小本堂になります。

安楽寺本堂

 

安楽寺でいただく御朱印は、見開きになります。

参拝に訪れたのが正月2日、「聞即信」と浄土真宗の教えが書かれ、宝印は金色で押されていました。

“聞即信”とは、「南無阿弥陀仏と称えることの意味を聞くことが そく 信じること」となるようです。
阿弥陀仏は、聞いて信ずる者を助けるということですから、聞くということが阿弥陀仏の救いにとって、
最も大切なことになるようで
す。

安楽寺朱印見開き

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