楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

霧島神宮・鹿児島神宮・鵜戸神宮 南九州御朱印めぐり
地域:

霧島神宮・鹿児島神宮・鵜戸神宮・宮崎神宮 御朱印めぐり

南九州には、天照大神の神勅を受けた9人の神が天孫降臨の第一歩をしるしたとされる高千穂峰、この建国神話の主人公ニニギノミコトを祀る霧島神宮をはじめ、海幸彦、山幸彦の神話を伝える鹿児島神宮や宮崎県にある鵜戸神宮、そして初代天皇である神武天皇を祀る宮崎神宮など皇室の祖先神を祀る四の神宮があります。

今回は、レンタカーで宮崎市内を朝8時に出発、宮崎自動車道で霧島神宮へ、そして鹿児島神宮から東九州自動車道、国道222号線をとおり鵜戸神宮に参拝、そして青島神社、16時に宮崎神宮に戻る御朱印めぐりの旅を紹介します。

霧島神宮

霧島神宮は、鹿児島県霧島市にある神社です。
古事記や日本書紀には、天照大神の孫になるニニギノミコトが、国造りのために
霧島神宮の背後にそびえる高千穂峰に天降ったことが記されています。
この建国神話の主人公ニニギノミコトを主祭神として祀ったのが霧島神宮になります。

霧島神宮入口

創建は6世紀と伝えられていますが、霧島山の噴火による火災などで何度か移転を
余儀なくされ、今から500年ほど前に現在の地に移り、今の社殿は1715年に第4代
薩摩藩主島津吉貴公の寄進によるものになります。

霧島神宮全景

神宮入口から落ち着いた趣のある杉の参道を抜けると、荘厳かつ華麗な朱塗りの
社殿が表れます。
特に本殿は、内部も豪華に装飾され、壁には極彩色の浮き彫りを施した羽目板を
配するなど、贅をこらしている建物です。

霧島神宮本殿

霧島神宮朱印

 駐車場の近くにある展望台からは、桜島を一望することが出来ます。あいにくの
雨模様でしたが、薄雲の彼方に桜島を見ることが出来ました。

展望台から桜島

鹿児島神宮

鹿児島神宮は、鹿児島県霧島市にあります。主祭神に“山幸彦と海幸彦”で知られる
山幸彦の“天津日高彦穗穗出見尊”(彦火火出見命)と后神の“豊玉比売命”祀っています。
古事記には、富士浅間神社の主祭神でもある“コノハナサクヤ姫”が命懸けで生んだ
息子の一人“山幸彦”は山の獲物をとって暮らしていました。ある時、兄の“海幸
彦”に頼み、弓矢と釣針とを交換してもらったのですが、その大事な釣り針をなく
してしまい、「同じものを返せ」と言い張る兄に困り果てましたが、海神の力を
借り屈服させたと言うような話であったと思います。

鹿児島神宮入口

創建は、神武天皇の御代と伝えられています。

鹿児島神宮全景

現在の社殿は宝暦6年(1756)に建てられましたが、本殿・拝殿・勅使殿が一直線に
並び、柱筋が本殿から勅使殿までつらなる造りになっていて、勅使殿両脇の東長
庁、西長庁が外観を荘厳にしています。

鹿児島神宮本殿

鹿児島神宮朱印

鵜戸神宮

鵜戸神宮は、宮崎県日南市にある神社で、創建は、第十代崇神天皇の御代と伝えられています。

鵜戸神宮入口

鵜戸神宮楼門

神武天皇の父となる“日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊”を主祭神とし、大日孁貴以下の皇
祖神と神武天皇を合祀しています。古事記によりますと、山幸彦(天津日高彦穗
穗出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(ワタツミ宮)に赴かれた
時、海神のむすめ豊玉姫命と契りを結んだことが記されています。
身重になられていた豊玉姫命はこの鵜戸の地で、神武天皇の父となる御子(主祭
神)を出産されたそうです。

「ウド」は内部が空洞になった場所を意味するそうで、祭神名の「鸕鷀(う)」
が鵜を意味することに因んで、「鵜戸」と記されるようになったそうです

古くから安産、夫婦円満、そして縁結ぴの神様として親しまれているそうです。

そりはしから本殿2

本殿(写真下)は、日向灘に面した断崖の中腹の岩窟内に鎮座し、参拝するには
反り橋(写真上)を渡り、崖にそって作られた石段を降りる必要があり、神社と
しては珍しい「下り宮」のかたちになっています。

鵜戸神宮本殿

ウド神宮朱印

朱塗りの神殿が青い海に映える参道は、巨岩、奇岩などの風景が楽しめます。

そり橋からの眺め

本殿前には、亀の形をした大きな岩“亀石”があります。亀石に小さなくぼみがあ
り、運玉を投げ、その中に入れることが出来ると願いごとがかなうといわれています。

亀石

本殿は、洞窟の中にあります。洞窟の奥には、豊玉姫命が生まれたばかりの我が
子、日子波瀲武鸕鷀草葺不合を置いて海に帰った時、残していったと伝えられる
「お乳岩」があります。

お乳岩

青島神社

青島神社は、宮崎市青島にあり、周囲およそ1.5㎞の青島全体を境内としている神社です。

青島全景2

社の由緒によりますと、山幸彦である彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
が、海積宮から帰還されて宮を設けた跡地として、ここに「彦火火出見命・豊玉姫
命(后神)・塩筒大神」の三神を祀っています。いずれも山幸彦・海幸彦の神話で
伝えられる神で、縁結、安産、航海・交通安全などの御利益があると言われています。

青島神社門

青島神社本殿

青島神社朱印

創建の年代は不明ですが、今からおよそ1200年前になるそうです。島全体が神域
であり、江戸時代までは、一般人の参拝はできなかったそうです。
弊殿内には、日向七福神の一つである琵琶を抱いた白い美しい“弁財天像”があり、
事前予約すれば拝観できるそうです。

 御朱印は、“青島神社”の他“弁財天”のものもいただくことができます。

青島神社弁財天朱印

島内の亜熱帯性植物群落と「鬼の洗濯岩」と呼ばれる周囲の隆起海床と奇形波蝕
痕は、国の天然記念物に指定されています。

洗濯岩

また境内には、読売巨人軍の原監督や阿部選手などが、平成25年度の宮崎キャン
プインを前に、キャンプの無事と必勝祈願をした願掛け絵馬が奉納されていました。

巨人願掛け絵馬

宮崎神宮

 

宮崎神宮は、宮崎市内にある神社で、初代天皇である神武天皇を主祭神に祀っています。
社伝によりますと、この地は神武天皇が東征以前に宮を営んだ地になるそうです。
ここから九州を北上、瀬戸内を通って河内の国に入り、熊野からヤタ烏に先導さ
れ大和に入ったことになるわけです。

宮崎神宮入口

下の写真は、神門になります。

宮崎神宮神門

社殿は、本殿、弊殿、拝所など杉を使用した切妻造の銅板葺きの建物で、明治の
終わりに建て替えられたとのことですが、清楚で凛々しく流れるようなたたずま
いを見せています。
下の写真は、拝所になります。

宮崎神宮拝所

下の写真は、拝殿、その先が弊殿、本殿になります。

宮崎神宮拝殿・本殿

宮崎神宮元宮朱印

御朱印は、“宮崎神宮”の他に、平成25年が、大正2年に“宮崎宮”から“宮崎神宮”に
改称されて節目の100年になるということで、記念の“御改称記念御朱印”をいただ
いてきました。
この“宮崎宮の印”は、当時のもので押印されたものです。

宮崎神宮改称百年朱印

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