楽しい御朱印めぐり

東京は浅草周辺で行けるおすすめの御朱印ポイントをご紹介
東京都浅草

今回のおすすめは上野・浅草を中心とする情緒に溢れたコース

 

 

東京と言えば、最先端の都市というイメージの反面まだまだ歴史や伝統が残る情緒に溢れたスポットも多いかと思います。

今回はそんな東京の情緒に溢れたスポットの中でも、必ずバットが出てしまう打ちごろのど真ん中「浅草」と「上野」にスポットをあてました。

御朱印を頂ける神社・仏閣といった史跡名勝以外にも観光スポット多く、今回の記事ではのちほど幾つかご紹介したいと思いますので、最後までじっくりご覧ください。

 

皆さんご存知、東京の下町と言えばここ「浅草」

 

 

台東区を代表する下町観光のメッカ

 

花火や時代劇などでも馴染みのあるあの隅田川が流れる浅草は、古くは日本初の都市公園の1つとして浅草公園と呼ばれてました。

そして、浅草公園は6つの区に分割されその中でも歓楽街として活気のあった区が「浅草公園六区」と呼ばれ、国際劇場やロック座・フランス座をはじめとする演芸や仲見世商店街など独特の下町文化を築きあげ今の浅草として残っています。

観光地としても雷門から仲見世商店街そして宝蔵門、さらに五重塔など見どころが多く、さらに浅草花やしきやかっぱ橋道具街といった歴史的名勝とはまた違う魅力も多いところが何よりの魅力と言えそうです。

まずはそんな下町情緒たっぷりの浅草周辺でいただける御朱印スポットをご紹介しましょう。

 

東京都内最古の寺院「浅草寺」

 

 

浅草寺の歴史は古く、創建をたどれば推古天皇の時代へと遡ります。
浅草寺のはじまりは以下

Wikipediaより

推古天皇36年(628年)、宮戸川(現・隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)兄弟の網にかかった仏像があった。これが浅草寺本尊の聖観音(しょうかんのん)像である。この像を拝した兄弟の主人・土師中知(はじのなかとも、「土師真中知」(はじのまなかち)とも)は出家し、自宅を寺に改めて供養した。これが浅草寺の始まりという。

とのこと。

 

御朱印は3つ、由緒を感じる堂々とした出で立ち

 

浅草寺でいただいた御朱印は、本尊の“聖観世音菩薩”様

 

浅草寺本尊朱印

 

そして、坂東三十三観音菩薩札所、十三番札所としての“御詠歌”、それに影向堂“九尊佛”様の3つになります。

 

浅草寺ご詠歌

 

また堂内には浅草七福神の内の大黒天をお祀りしており、この“大黒天”様の御朱印もいただくことが出来ます。

 

浅草きっての一大イベント「三社祭」が行われる「浅草神社」

 

 

通称三社権現(さんじゃ ごんげん)、三社様(さんじゃ さま)。

浅草寺本堂の東に位置し、昭和26年には本殿などが国の重要文化財に指定されています。
浅草寺本殿と比べるとこじんまりとした印象を受けますが、ひっそりとした風情に見れるあでやかな朱と金で彩られた社は厳かな威厳と風格を感じますね。

 

丸い印に描かれた3つの漁師の網が印象的な御朱印

 

今回、頂けたのはこちらの御朱印。

 

浅草神社朱印

 

漁師の網を象った社紋の丸い印と「草」という字のくるんとしたところなどところどころにユニークな曲線が見られ、ハネや払いの直線的な筆使いとのコントラストになんとも言えない味わいがありますね。

ちなみに先ほどの浅草寺に記載した引用文を覚えてますか?

漁師の兄弟が引き揚げた網に菩薩像が掛かっていたという件があったと思うのですが、この印はまさにそれです!そう思うとこの御朱印への愛着もグッと増しますよね。

ほかにも「浅草名所七福神 恵比須」「被官稲荷神社」の御朱印などもいただけます。

 

花咲耶姫命(このはなさくやひめ)を祀る「浅草富士浅間神社」

 

 

浅草神社から富士通りを北へ500メートルほど進んだ場所に、この浅草富士浅間神社があります。

創建の来歴については

浅草神社サイトより

富士信仰が最も盛んであった江戸時代、富士山参拝は江戸庶民にとって生涯の夢であった。しかし当時は交通事情も悪く、そうした中、富士山崇敬を目的とした「富士講」が結成され、全国各地に浅間神社の勧請が行われた。富士山山開きの6月1日(現在は7月1日)には、富士参りの出来ない人々が、各地元の浅間神社に参詣した。そうした富士山遙拝所として当社が創建された。 当初は、現蔵前の三好町に勧請・分祀(御神霊を頂くこと)され、その後幕府の命により昔は富士に似た森厳なる小丘であった現在地(浅草五丁目)に移されたとされている。

とのこと、

創建の来歴に富士信仰とあるように「富士塚」と呼ばれる登山もできる浅草富士など、ちょっと変わった見どころもあり浅草神社との距離を見ても寄らない手はありませんね。

 

桜の神紋と麦藁蛇(むぎわらへび)が特徴的な御朱印がいただけます

 

浅草浅間神社朱印

 

富士詣の際の名物である麦藁蛇の印がとても印象的ですね。
麦藁蛇にはこれを受けて帰ると疫病にかからぬという俗信もあるようで、縁起の良いものには違いが無いようですね。

 

浅草にはまだ

  • 今戸神社
  • 吉原神社
  • 鷲神社
  • 千束稲荷神社

などがあります、詳しくは下記記事にてレポートしてますので興味のある方はぜひ一度御覧ください。

東京 浅草界隈 御朱印めぐり

 

 

東京の下町めぐりで忘れてはいけないのがやはり「上野」

 

 

不忍池辯天堂や寛永寺など歴史ある御朱印スポットの多い風情の街

 

浅草のすぐそば、こちらもまた浅草のある台東区でも名高い東京の下町ですね。
ちなみにこの「上野」という地名については諸説あるようで、

以下、wikipediaより
  • 藤堂高虎が、当地の地形が本拠地たる「伊賀上野(いがうえの/現在の三重県伊賀市上野)」に似ている点から「上野」と命名したという説。
  • 小野篁が「上野国(こうずけのくに/現在の群馬県)」での任を終えて京へ帰る途中で、当地に館を建ててしばらく滞在し、その際地元の人が篁のことを呼んだ「上野殿」が地名になったという説。
  • 付近の「下谷(したや)」に対して、「上野」と呼ばれるようになったという説。
  • ソメイヨシノの原木が植えられたことにちなむという説。

とのことです。
こちらもまた、アメ横や上野動物園さらにスカイツリーも近いですが、東京国立博物館や江戸東京博物館さらに国立西洋美術館といったアカデミックな観光場所もあり、御朱印集めだけでなく幅広い側面から観光も楽しめそうなエリアですね。

そんな色んな顔を持つ上野の御朱印スポットをご紹介します。

 

徳川家の菩提寺「寛永寺」

 

 

徳川将軍15人のうち6人(家綱、綱吉、吉宗、家治、家斉、家定)が眠っているここ寛永寺は、東京の観光名所として旧国宝に指定されていた貴重な歴史的建造物でした、しかし昭和20年の空襲で大部分を焼失。焼け残った建造物のみ現在重要文化財に指定されているそうです。

ここ寛永寺の根本中堂では、薬師瑠璃光如来像を安置するお堂「瑠璃殿」の御朱印を頂くことができます。

 

上野寛永寺jpg

 

太くずっしりとした書体が力強いですね。

 

寛永寺お堂の1つ弁財天のご利益で金運UP?「不忍池(しのばずのいけ)辯天堂(べんてんどう)」

 

 

公式ページによると建立は江戸初期の寛永年間、天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正によるものだそうです。

天然の池であった不忍池を琵琶湖に見立て、聖天(しょうてん)が祀られた小さな島を竹生島に見立て、竹生島の「宝厳寺(ほうごんじ)」に見立てたお堂を建立したそうです。そして当初は琵琶湖と竹生島に見立てられたお堂であったため、お堂に参詣するにも船を使用していたのですが、参詣者が増えるにともない江戸時代に橋がかけられたとのこと。

一度、船にも乗ってみたかったですね。

 

ダイナミックな筆使いで勢いのある御朱印

 

上野弁財天

 

伸びやかで勢いのある辯才天の御朱印。
七福神の紅一点でもあり、時には美女の代名詞吉祥天と同一視されることもある弁財天のイメージでもっと嫋やかで繊細なのかな?って勝手に思ってました。

 

その他、上野周辺にはまだまだ

 

  • 清水観音堂
  • 五條天神社
  • 花園稲荷神社
  • 上野大仏
  • 上野東照宮
  • 開山堂
  • 護国院大黒天

 

など、御朱印を頂けるお社がたくさんあります。
本サイトではそれぞれを詳しくレポートしてますので、こちらもまたいずれチェックして頂けると嬉しいですね。

 

東京 上野の山 御朱印めぐり

 

浅草や上野に行ったら行ってみたい周辺観光スポット

 

 

いくら御朱印が目的とはいえ、浅草や上野まで来て御朱印だけもらって帰ってしまうのはなんとももったいない話。

ここでは、せっかくなので浅草・上野に来たらぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットを少しだけご紹介したいと思います。

 

浅草…いや日本の演芸の礎「浅草六区通り」

 

 

あの世界のキタノを排出したフランス座をはじめとする浅草の名物ストリート「六区通り」。

100mほどの短い通りではあるのですが、通りの街灯では、浅草で生まれ育ち演芸の神様に愛されたヒーローたちが今もにこやかに出迎えてくれますよ。

 

 

調理器具など業務用品が何でも揃う「かっぱ橋道具街」

 

 

田舎のおばあちやん家や子供の頃にみたような懐かしい台所用品が売られていたり、面白い食品サンプルの制作体験などもできる合羽橋商店街。情緒に敏感な御朱印好きの方であればビビっとくるはずだと思います。

 

上野アメ横商店街

 

 

ごぞんじアメヤ横丁こと通称「アメ横」。

御朱印を頂ける場所で言うなら徳大寺のすぐ隣。
いつも賑わっている約500mのこの商店街は、衣類・雑貨はもちろん食べ物も迷うほどあるので、御朱印集めのちょっとした息抜きに食べ歩きしてみるのも楽しそうですね。

こちらも御朱印好きの方には受けがいいんじゃないか?って思います。
上野方面にお立ち寄りの際には、ぜひ寄り道していただきたいおすすめスポットです。

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、浅草・上野でのおすすめ御朱印スポットをご紹介しました。
いずれまた他のスポットもご紹介したいと思います、今回は最後までご覧頂きありがとうございました。

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