楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

伊勢・鳥羽 神社御朱印めぐり

三重県 伊勢・鳥羽 神社御朱印めぐり  

 

この記事では、伊勢神宮の外宮・内宮、猿田彦神社や夫婦岩で知られる二見輿玉神社、鳥羽にある一宮、
伊射波神社など伊勢、鳥羽地域の主だった神社をめぐる御朱印めぐりの旅を紹介しています。

 

外宮 (豊受大神宮)  

 

神宮参拝の順路は、まず外宮、それから内宮に参拝するというのが正しいとされていますので、まず外宮から参拝です。
外宮は、伊勢市駅から徒歩でおよそ7分程度、伊勢市豊川町にあり、皇室の先祖神である天照大神の食事を司る神様;
豊受大御神を祀っていて、正式名称は“豊受大神宮”になります。豊受大御神は、衣食住を始めすべての産業の守り神と
あがめられている神様です。 内宮が建てられたおよそ500年後、雄略天皇22年の創建と伝えられています。

表参道から入ると、火除橋の先が一の鳥居、そこから先は、おごそかな参道が続いていきます。
参道の左手には、勾玉の形をした“勾玉”池があり、毎年6月には菖蒲の花が咲き誇るそうですが、残念ながら
今年は開花が早いそうで既に終わりに近い状態でした。

本殿(正殿)は、“唯一神明造”と言われる日本古来の建築様式、おごそかでかつ素朴なたたずまいを見せています。

伊勢神宮の御朱印は、日本の故郷を感じさせる、シンプルなものになります。

内宮 (皇大神宮)  

内宮へは、外宮前から内宮行きの路線バスに乗ると10分程度、近鉄五十鈴川駅から徒歩30分ほどで着きます。
内宮は、伊勢の宇治の五十鈴川沿い伊勢市宇治館町にあり、正式名称は皇大神宮になります。 祭神は、皇室の祖先神
になる天照大神で、日本人の総氏神と言われている神様です。
創建は、垂仁天皇二十六年と言われていますので、今から2020年ほど前のことになります。
バスを降りるとすぐに、鳥居や五十鈴川にかかる“宇治橋”が伊勢神宮のおごそかな雰囲気、参拝の心構えを作ってくれます。

宇治橋を渡り、広い参道を歩いていくと、五十鈴川の河原(御手洗場)が見えてきます。

第二鳥居をくぐり、神々の存在を感じる参道を、姿勢を正して5分ほど進むと正宮になります。

平安時代の末期に、真言宗の僧であった西行が伊勢神宮参拝の折に 『なにごとの おわしますかは知らねども
かたじけなさに涙こぼるる』と詠んだと言われています。
伊勢神宮の参道を歩いていると、木々の間に神々を感じ、心が洗われていきます。

正宮(正殿)は、外宮と同じ“唯一神明造”という日本古来の建築様式でたてられています。
社の紹介によりますと、伊勢神宮の式年遷宮とは、20年に一度、社殿を造り替える大祭を言います。
建物全てを建て替えし、さらに殿内の装束や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷すことになります。
「第62回式年遷宮」は、平成二十五年(2013)に行われています。
考えてみますと、20年に一度建てなおすということは、その都度前の姿に戻ること、古来の様式を
確実に後世に伝えてくれていると言えそうです。

宇治橋から神宮の外にでますと、“おはらい町通り”の商店街、さらには“おかげ横丁”(写真下)のにぎわいが、
伊勢参りの風情を残し続けています。

猿田彦神社  

猿田彦神社は、伊勢神宮内宮から徒歩で10分ほどの伊勢市宇治浦田にあり、猿田彦大神とその子孫の大田命を
祭神とする神社です。

社の由緒によりますと、猿田彦は、“ニニギノミコト”の天孫降臨を先導、“みちひらき”された神様で、
その後本拠地であるこの地に戻られたそうです。 大田命は、倭姫命の巡幸に際して、猿田彦大神が聖地
として開拓した五十鈴の川上にある宇治の地をお勧めし、それにより皇大神宮(内宮)がこの地に造営
されることになったそうです。
“みちひらき”の神ということで、特に“みちひき、開運”“交通安全”“建築・方位除け”などの神社として
信仰を集めているそうです。

拝殿の前には、昔からの神殿跡を印した方位を刻んだ八角形の石柱があります。
これは、猿田彦大神の“みちひらき”の御神徳を方位柱として表したものだそうです。

二見輿玉神社  

二見輿玉神社は、JR参宮線二見浦駅から徒歩15分ほどの伊勢市二見町江にある海沿いの神社です。
祭神に猿田彦大神と“稲の霊の神”になる宇迦御魂大神を祀っています。

伊勢の観光写真には必ずと言ってよいほど登場する有名な“夫婦岩”が、神社の直前にあります。
社の紹介によりますと、古来、人々はこの二見浦に詣で、夫婦岩の間から昇る「日の大神」と、夫婦岩の
沖合700mの海中に鎮まる猿田彦大神縁りの霊石と伝えられる「興玉神石(おきたましんせき)」を
拝してきたそうです。 夫婦岩は、この興玉神石と日の大神を拝する鳥居の役目をしているそうです。

境内には、至る所に“蛙”の像が奉納されています。 蛙は、祭神である猿田彦大神の使いと言われ、“無事帰る”
“貸したものが帰る”“若がえる”などの御利益を受けた人々から献納されたものだそうです。

夫婦岩から海岸沿いを200メートルほど進むと、境内社になる龍宮社(写真下)があります。
龍宮社には、海の神様である綿津見大神が祀られています。

龍宮社でも御朱印をいただくことができます。

伊射波神社  

伊射波神社(いさわじんじゃ)は、鳥羽市安楽島町の加布良古崎にある志摩国一宮になる神社です。
加布良古崎にあるため、地元では「かぶらこさん」と親しみを込めて呼ばれているそうです。
祭神は、稚日女尊(わかひめのみこと)、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)、玉柱屋姫 命
(たまはしらやひめのみこと)、狭依姫命(さよりひめのみこと)の4柱になるようです。
創建の時期は不詳とのことですが、1500年以上の歴史を持つそうです。
案内標識に沿って、1キロほど参道を徒歩で進んでいきます。

山道を抜けると目の前に、鳥羽の海が広がってきます。

海岸に建つのは、一の鳥居になります。

海辺の鳥居から神社までは、かなりきつい石段を5分ほど登っていきます。

すると二の鳥居(写真上)、その先の加布良古崎山頂部に伊射波神社があります。

ページトップ