楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

筑波・土浦・牛久 御朱印めぐり

筑波山神社・大御堂・清瀧寺・牛久大仏 御朱印めぐり

この記事では、筑波山神社、坂東三十三ヶ所25番札所の筑波山大御堂、26番札所清瀧寺、そして牛久大仏の筑波、
土浦、牛久界隈の御朱印めぐりを紹介しています。

筑波山神社

つくばエクスプレスの終点、筑波駅で降り、筑波山行きのシャトルバスに乗車、40分ほどで筑波山神社前に到着します。
バス停から鳥居をくぐり5分ほど歩きますと筑波山神社(拝殿)に到着です。

筑波山神社は、筑波山を神体山として祀る神社です。筑波山南面の海抜270mから上を境内地とし、面積は
およそ370haに渡ります。

筑波山(写真下)は男体山と女体山の二峰からなり、その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の神体山
信仰がはじまったということです。

 

その後それが、日本神話と連動し、筑波山神社もそれぞれ筑波男大神(いざなぎの神)・筑波女大神
(いざなみの神)と仰がれるようになったようです。

両山頂に、本殿が鎮座し、拝殿は中腹に立地し、山上の境内地「筑波山」を御神体として崇める神体山
信仰の形がとられています。
下の写真は、拝殿になります。

拝殿では、「筑波山神社」と書かれた御朱印をいただくことができます。

男体山、女体山の両山頂にある本殿までは登山道が整備され、2時間ほどで登ることができます。
またケーブルカーやロープウエーが山頂近くまで行っていますので、これを利用しますと足に自信がない方でも
比較的楽に、本殿に参拝できると思います。
今回は、筑波山神社拝殿の横からケーブルカーに乗りおよそ8分で、山頂駅御幸ヶ原をめざします。
下の写真は、御幸ヶ原からみた男体山になります。

 

ここから、男体山の山頂までは、さらに15分ほど岩の多い登山道を登っています。
山頂のまさに頂きに立つのが、筑波男大神(いざなぎの神)を祀る男体山本殿になります。

本殿の脇にある社務所にて、男体山本殿の御朱印をいただきました。

西側の男体山山頂から御幸ヶ原に戻り、東側の女体山山頂に向かいます。
下の写真は、男体山山頂から見た女体山になります。

御幸ヶ原の南斜面には、あの“男女川(みなのがわ)”の源流が細々と水滴を垂らしていました。

男女川は、百人一首にある陽成院の歌、
『筑波嶺の 峰よりおつる みなのがわ こひぞつもりて 淵となりぬる』で有名ですが、この源流が、御幸ヶ原の南斜面にあるわけです。
「筑波山のいただきから流れ出す最初は小さな男女川が、次第に流れを集めて淵をつくるように、あなたを想う私の恋心も深いものになってしまったことよ」
という筑波山らしい恋の歌と思われます。
訪れたのは春まだ浅い3月5日、嶺より落ちた男女川の水滴は、積もりつもってつららになっていました。

御幸ヶ原から女体山の山頂までは、カタクリの群生地などがある比較的緩やかな登り道です。途中、口の中に石が入ると幸運がもたらされると言われる“がま石”で写真をとり、およそ20分で山頂に到着です。

山頂には、筑波女大神(いざなみの神)を祀る女体山本殿があり、社務所でご朱印をいただいてきました。

大御堂 

筑波山神社の参道を、バス停に向かい下っていくと右手に見えてくるのが大御堂(おおみどう)です。
明治の神仏分離令が出るまでは、筑波神社と一体であった真言宗豊山派の寺院です。
山号は筑波山、本尊は十一面千手観音で坂東三十三ヶ所第25番札所になります。

寺伝によれば、創建は延暦元年(782)東国の化主と仰がれた徳一法師が開山、その後弘法大師が入山し、
真言密教の霊場となったそうです。
筑波山神社と神仏習合により信仰され、江戸時代には多くの寺領を有していたそうです。
なお現在の本堂は、戦後再建されたものだそうですが、本尊の千手観世音菩薩は弘法大師の彫刻との言わ
れもある古いものです。
いただいた御朱印には、「大悲殿」と書かれていました。

清滝寺

清滝寺は、土浦市にある真言宗豊山派の寺院です。山号は南明山、本尊は聖観世音菩薩で、坂東三十三観音霊場
の第26番札所になります。
清滝寺の創建は、推古天皇十五年(607)に、聖徳太子が自ら彫り込んだと伝わる聖観音像を本尊として開山した
のが始まりになるそうです。

ほとんどの建物は、昭和時代に再建されたものですが、山門は天保年間(1830~1844)に建てられた入母屋、
瓦棒葺の楼門になります。

下は、昭和に入り再建された本堂、観音堂になります。

いただいた御朱印には、本尊の「聖観世音」と書かれていました。

牛久大仏

牛久大仏は、茨城県牛久市久野町にあるブロンズ(青銅)製の大仏です。高さが120mあり、1995年「青銅製立像」
で世界一高いとしてギネスブックに登録されています。
因みに台座を含めた世界最大の人型建造物は、中国にある全高約208 m、像高約106mの魯山大仏になるそうです。

牛久大仏の創建は1989年、事業主体は浄土真宗東本願寺派本山東本願寺で、この大仏は同派の本尊である
阿弥陀如来像を拡大したものになるそうです。
大仏の高さは、阿弥陀如来の十二の光明に因んで120mになったそうです。

大仏の胎内には写経の場や展望のほか、建立完成までのパネルや大仏様の親指の模型が展示しているコーナーもあります。
地上85メートルの展望台まで、エレベーターで昇ることができ、東京スカイツリーはもちろん晴れた日には、遠く富士山
を見ることもできるそうです。
下の写真は、地上85メートル、大仏の胸に開いた3つのスリットの一つから外を見たものです。

境内は、芝桜など四季おりおりに様々な花々が咲き誇ろそうですが、訪れたのが3月半ば、梅の木だけが花をつけていました。

 

いただいた御朱印には、「光雲無碍」と書かれています。“無碍”とは障害のないこと、「阿弥陀仏の光明が、
雲のように私たちの世界を覆い、障害もなくあまねく照らしている」というありがたいお言葉と思います。

 

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