楽しい御朱印めぐり

御朱印めぐりの旅

鎌倉大仏から長谷寺・成就院 御朱印めぐり
地域:

鎌倉大仏・長谷寺・成就院・極楽寺 御朱印めぐり

 

この記事では、鎌倉のシンボル鎌倉大仏(高徳院)から長谷寺、成就院、極楽寺を巡る御朱印
めぐりを紹介しています。

 

鎌倉大仏(高徳院)

 

鎌倉の大仏として有名な高徳院は、鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院です。山号は大異山、本尊は
「鎌倉大仏」として知られる阿弥陀如来像になります。

 

鎌倉の大仏様

 

鎌倉のシンボルとしてしられている「鎌倉大仏」、阿弥陀如来座像は、台座を含め高さ13.4メートル、
重さ約121トンの銅像(鋳物)です。製作は、建長4年(1252)から始まり、約10年の歳月を経
て造立されたとみられています。東大寺の大仏殿と同じように、創建当時は、像を納めていた仏殿があっ
たそうですが、14世紀に大風で損壊し、15世紀以降、仏殿は再建されていないそうです。

いただいた御朱印には、“本尊阿弥陀如来”“かまくら大佛殿”と書かれています。

 

鎌倉大仏朱印

 

また大仏の裏手には、「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」と
詠んだ、与謝野晶子の句碑が建っています。

 

鎌倉大仏与謝野晶子歌碑

 

 

長谷寺

 

鎌倉大仏から南へおよそ500メートルの所にあるのは、『長谷観音』として知られる長谷寺です。

 

長谷寺

 

長谷寺は、聖武天皇の時代、天平8年(736)に開かれた鎌倉有数の古刹です。
本尊の十一面観音菩薩像は、像高9.18メートルにも及び、日本最大級の木彫り像です。

寺の縁起によりますと、本尊の十一面観音菩薩像は、奈良の長谷寺の開山である徳道上人の本願に基づき、
二人の仏師によって楠の巨木から造形された2体の観音像の一つという言い伝えがあるそうです。

一体は奈良の長谷寺に、残る一体は、有縁の地における衆生済度の請願を込め海中に奉じられたそうです。
それが相模の国の洋上に顕われ、鎌倉長谷寺の開創の礎になったそうです。

 

長谷寺本堂

 

いただいた御朱印には、“十一面大悲殿”と書かれています。
十一面観世音菩薩様がいらっしゃるお堂ということになると思います。

 

長谷寺朱印

 

長谷寺は、鎌倉八景のひとつに数えられる景勝地であり、境内の見晴らし台からは、由比ヶ浜や
相模湾を一望できます。

 

長谷寺からの眺め

 

浄土を思わせる庭園も素晴らしいものがあり、本堂に向かって右隅には、岩山を掘って作られた
弁財天を祀る弁天窟もあります。

 

長谷寺弁天窟前の鳥居

 

弁天窟の壁面には、弁財天(写真下)や十六童子が彫り込まれていますので忘れずにお参りされるとよいと思います。

 

長谷寺弁天窟の弁天様

 

弁天窟の手前には、愛くるしい大きなこけしのような“和み地蔵”がたたずんでいます。

 

長谷寺なごみ地蔵

 

また長谷寺は花の寺として知られ、6月末のアジサイの時期には、アジサイを求めて多くの参拝客が訪れます。

長谷寺2

 

長谷寺あじさい1

 

 

成就院

 

長谷寺から南へ進み、江ノ電の長谷寺駅を越え、右に向かって極楽寺方面へ進むと右手に虚空蔵菩薩
が祀られている“虚空蔵堂”が見えてきます。

虚空蔵堂でお参りし、極楽寺に向かう切通しを歩いていくとすぐに見事なアジサイで有名な成就院が
見えてきます。
ちなみに、この虚空蔵堂は、成就院のお堂の一つになるそうで、御朱印も成就院でいただけます。

 

成就院こく蔵朱印

成就院は、1219年、北条泰時により、本尊に縁結び“不動明王”を祀り建立されたと言われます。
境内にも、不動明王の像があり、この日もカップルで記念写真をとる人の姿がありました。

 

成就院不動明王

 

成就院朱印jpg

 

眼下に由比ヶ浜を望む108段の階段の両側に、般若心経の文字数と同じ262株のアジサイが、
元寇の役の供養のために植えられています

 

成就院3

 

6月のあじさいのピーク時には、最寄りの極楽寺の駅まで紫陽花見物の観光客の行列が続くほどの
にぎわいになるそうです。

 

成就院1

 

 

極楽寺

 

成就院を出て、200メートルほど歩き、江ノ電が下を走る朱色の橋を渡れば、極楽寺に到着、
山門が見えてきます。

 

極楽寺

 

極楽寺は真言律宗の寺院で、山号は霊鷲山(りょうじゅさん)、本尊は釈迦如来になります。
創立者(開基)は、北条重時で、当時死体が放置されていたりして地獄谷と呼ばれていた地に
創建された寺院だそうです。開山は忍性になります。

いただいた御朱印は、本尊の“釈迦如来”と書かれています。

 

極楽寺朱印

 

1259年の創建ですが、最盛期の極楽寺は、七堂伽藍に49の子院があった大寺院であり、
現在でもこの付近の地名は“極楽寺”と称されています。

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